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最近は生前贈与を行う人が増えていると言います。生前贈与とは生きている間に家族に財産を分けることを言いますが、なぜ増えているのでしょうか。いくつかの理由が考えられます。たとえば、平成27年1月に相続税法が改正されたことです。この税制法の改正により、基礎控除の額が引き下げられ、相続税の対象となる人が増えることになってしまったのです。相続税で税金が取れてしまうなら先に生前贈与してしまおうというわけです。もちろん、生前贈与をすると今度は贈与税が発生してしまいます。しかし、一人につき年間110万円までであれば贈与税は発生しませんので、数年かけて少しずつ生前贈与を行っていけば、かなりの相続税対策効果を見込むことができるのです。この他にも、子どもたちが必要としている時に渡すことができ、喜んでもらえる姿を生きているときに見ることができたり、醜い相続争いを避けることもできるでしょう。大阪での散骨など終活の一つとして、今後も生前贈与を増えていくことでしょう。