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平均寿命が長くなるにつれて、アクティブシニア世代と呼ばれる定年後でもまだまだ元気な世代が誕生しました。定年してから自分のこれからをゆっくりと考える、行動する時間があるため「自分が亡くなった後に周りに迷惑をかけたくない」「これからは身軽に生きていきたい」という気持ちから、終活を行う人も多くなっています。
終活には自分の身の回りの不用品を整理し、引っ越しや亡くなった後も身軽になれる生前整理や、これからの自分に対して周りの人への希望や記録として残しておくエンディングノートがあります。そして、自分の財産をまだ自分が元気なうちに周りの人へ分け与えておく生前贈与も、終活のひとつと言えるでしょう。
生前贈与は、法律改定前多額の贈与税がかかってしまうため、財産は亡くなってから相続するもの、というのが一般的でした。けれども、生前贈与の非課税額が引き上げになったのと、終活ブームによって生前贈与を行う人も多くなったのです。