感謝の気持ちもこめた生前贈与
私は75歳で2年前に夫を亡くして神戸で散骨をして倉敷市のお墓に納骨後、一人暮らしをしています。財産は住んでいるマンションと、少しの現金だけになりますが、子供は娘が2人で、昨年次女にマンションを生前贈与しました。理由は、長女がもう20年以上海外に住んでいるため、様々な生活は次女にお世話になっているからです。長女とも連絡がとれないような疎遠な仲ではないのですが、夫が亡くなる前の数年病気で入退院を繰り返しているとき、また私も昨年足の手術をしたときなど、すべての面倒は次女がみてくれました。それで私が亡くなったあと相続だけは姉妹で平等になっては、あまりにも次女が不憫だと思ったからです。一番大きな財産がマンションなので、次女に名義変更して贈与しました。死後の不動産の相続に比べて税金の面で有利になることは特にはなかったのですが、相続できる人を選べること…がまず一番のメリットと考えました。私が亡くなったあと現金の相続は微々たるものなので、揉めることもないと思います。次女への感謝の気持ちもこめた生前贈与ができてよかったと思っています。